光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「……さぁ…」

「光葵ちゃんさっき職員室行ってたんじゃないの?」

「そうだよ」

「光陽くんの話聞こえなかったの?」

……。

「うん」

「そっか~」

奈乃ちゃんは残念そうな顔をして前に向き直った。

─ガラガラ

音を立てて教室のドアが開いた。

光陽が帰ってきた。

光陽の顔はスッキリしていて、退部届けを提出したことを物語っていた。

「遅れてすみません」

………もう…光陽はバスケ部員じゃない…。