光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

……やっぱり光陽…私のせいだって思ってるんじゃん…。

職員室から出て、廊下をゆっくり歩く。

─キーンコーンカーンコーン

チャイムがなってしまった。

今からホームルームだ。

だけど急ぐ気力もなく、ゆっくり歩く。

─ガラガラ

教室の扉を開いて入る。

「遅れてすみません」

それだけ言って自席に着く。

「黒瀬、大橋どこにいるか知らないか?」

先生は怒る様子もなく私に訊ねる。

「職員室です」

「そうか。わかった」

前の席の奈乃ちゃんが振り向く。

「光陽くん、なんの用事で職員室いるの?」

奈乃ちゃん、多分光陽のことが好きなんだろうな。

光陽のことが好きな子は何人も見てきてるから、だいたい想像はつくんだ。