嫌だよぉ………。

「……バスケ……辞めるの……?本当に……?」

嘘だよ、って言って……?

「…本当に……辞めるから…。もうこの決定は覆らない。誰が何を言おうと。……だけど、光葵は何にも悪くないからな?それだけは勘違いすんなよ?」

─光陽の意思は強かった。

「月曜日、退部届け出す予定。もう、書いてるから」

……もう、決めてたんだね……。

辞めることは。

「そっか……」