光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

……私には、止める資格かない。

もっと早く、心春の自作自演だと言ってれば、光陽は辞めなくてすんだはずなんだから。

だから私はこう言うしかなかった。

「……わかった…」

と。

「ごめんな」

「……謝るのは……私…だよ…」

あぁ、だめだ。

泣いてしまいそう……。

「……光葵は謝んなくていーよ。俺は光葵のせいだとは思ってないから」

でも……っ。

あんなにバスケ頑張って……目を輝かせていた光陽はもう…いないんでしょ……?

そんなの……嫌だ……っ。