光 ～光る太陽、光る向日葵～Ⅰ

「……光葵も部活行ってないのは誰かから聞いてた。だけど、俺は光葵に声をかけようともしなかった。……そうしてる間に、担任に呼び出された」

私と光陽が喧嘩する原因になった日だ……。

「担任がアレコレ聞いてきたけど、忘れたかったことを掘り返されて、イラついて…。最近イラつきやすくなってんのは自覚してたし、それを親とかにも当たってたからそういうの治さないとって思うと、〝あ゛ーー！〟ってなって……」

治さないとって思うなんてさ……。

責任感強すぎだよ…。

もっと、のんびり気楽に過ごしても……いいんだよ？

「で、小会に光葵と二人になってさ。……ちゃんと光葵と向き合おうって思えて。話したいことがあるって言ってた内容を聞いたらさ……。〝心春が全ての犯人だ〟。意味…わかんねぇよ……」

私がもっと工夫して話すべきだった。