「麗美が……バスケットボール裂いたことから始まっただろ……?」
麗美が……じゃないけど、黙って頷く。
今は光陽の想いを聞くときだ。
「そのときはさ……心春が〝麗美が犯人だ。麗美しか裂ける人いない〟ってゴチャゴチャ言ってて……麗美は麗美で反論してて。正直、誰が犯人だろうとよかった。この部活にはそういうヤツがいるんだな、って思うだけ……だって思ってた」
あのとき光陽は、麗美が犯人という証拠もないのに決めつけた。
「だけどさ……。意外と気が動転して……ショックで……。俺が放課後磨いてたボールが裂かれて……。頭がおかしくなってたんだろうな。麗美を勝手に犯人だって決めつけた……。最低な話だろ…。俺の心の都合で麗美を犯人にして…」
そんな理由があったからなんだね……。
麗美が……じゃないけど、黙って頷く。
今は光陽の想いを聞くときだ。
「そのときはさ……心春が〝麗美が犯人だ。麗美しか裂ける人いない〟ってゴチャゴチャ言ってて……麗美は麗美で反論してて。正直、誰が犯人だろうとよかった。この部活にはそういうヤツがいるんだな、って思うだけ……だって思ってた」
あのとき光陽は、麗美が犯人という証拠もないのに決めつけた。
「だけどさ……。意外と気が動転して……ショックで……。俺が放課後磨いてたボールが裂かれて……。頭がおかしくなってたんだろうな。麗美を勝手に犯人だって決めつけた……。最低な話だろ…。俺の心の都合で麗美を犯人にして…」
そんな理由があったからなんだね……。