光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「光葵の瞳が悲しそうやったから」

「何言ってるの……?」

悲しそう?

「笑ってるようで笑えてなかってんで?俺が帽子渡したときの光葵。知らんかったやろ?」

……え…?

「それで気になって名前とか聞いてん」

………私、笑えてなかったの…?

「……今にも泣き出しそうやったで…?今も」

「部活で……いろいろ…あって……」

それだけ言うのがやっとだった。

これ以上言うと涙がでそう……。

「誰でもえぇから、想いをぶつけてみたらえぇねん。俺は今日出会ったばっかやから何も言ってあげられへんかもしれへん。でも、言うだけ言ったら楽になるから。それに、俺じゃ嫌やったら他の誰でもいいねん。あんま、溜め込むな?」