光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「当たり前やろ!でも光葵も上手いやん」

「ホント?ありがと」

「光葵の学校はマネージャーも部員と練習するん?」

私たちはベンチに座り、話す。

「ううん……。幼なじみにバスケ馬鹿がいて、練習に付き合ってたの」

光陽のことを考えると、胸が痛くなる。

今光陽は大丈夫なのかな……。

「……その幼なじみと何かあったん?」

「ぇ………?」

何で分かったの……?

「俺が光葵に名前聞いたりメアド聞いたりしたんは、ちゃんとした理由があるから」

「理由……?」

……そうだよね。

普通、帽子拾って手渡したあと、名前聞いたりしないよね。