光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「光陽!!!待って!!!」

ありったけの声で叫ぶ。

通行人が私を白い目で見るけど、気にしていられない。

光陽は、そんな私の方を一瞬振り返って見た。

けど、すぐにまた歩き出す。

「待って……!!」

お願いだから……。

走っても走っても追い付かない。

裏道に入っても走る。

「光陽ぁ……待ってよ……」

今、光陽とちゃんと話さなきゃ。

何故かそう思ってしまったから。

光陽に何もしてあげられなくて、悔しくて涙で視界が滲む。