光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「光陽…!」

あの、ガンッ!!て音は、光陽がかごを蹴った音……?

誰かが蹴るか倒すかしないとあんな倒れかたしない。

かごはわざわざ手で倒す高さほど高くないから蹴ったんだと思う。

……光陽が蹴ったの…?

麗美が蹴るはずがないか。

麗美がいた場所からも蹴れないし。

何で……?

光陽は道具を粗末にする人じゃない……。

凄く凄く大切にする人だったのに。

私の知ってる光陽が遠くに行っちゃう……。

「行かないでよ……」

光陽の本音、ちゃんと聞かせて……?

どうして相談してくれないの……?

「光陽……っ」

追いかけても追いかけても、私と光陽の距離は開いていく。



まるで、私たちの心の距離のように……。