光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「光陽~」

心春が近寄ってきた。

「ん?」

「ストップウォッチ知らない?」

「ストップウォッチ?」

ストップウォッチならさっき部室にあった……。

「部室─」

私が教えようとしたけど、心春に遮られた。

「体育倉庫にいつもしまってるんだけど……」

え?

いつも部室にしまってるでしょ?

「体育倉庫探してもなくて」

??

「部室にあるんじゃねぇの?」

光陽はそういうと部室に向かって歩き出す。

……光陽の優しさを利用したんだ。心春。

今やっと心春の作戦が見えた。