光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「ハハ……。大丈夫だって」

「……私たちお互いに〝大丈夫〟ばっかりだね」

お互いに強がりなのかもしれない。

……あ…。

麗美が部室から出てきたのが見えた。

「光葵……?マジで心配」

顔に出てたのかな。

「ごめん。大丈夫だって」

「無理しなくていーからな」

……光陽こそ大丈夫なの?無理してない……?

聞きたかったけど、聞けなかった。

なんでか、遠慮してしまったんだ。

作り笑顔で〝大丈夫〟と言う光陽を見たかなかったのかもしれない。