光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「気が利くね、光葵。ドアを閉めてくれてありがと」

「心春のためじゃない…」

「さぁ。準備完了」

心春はニンマリ笑って、麗美の紐をほどいた。

「光葵。行くよ」

心春は私を強引に部室の外に連れ出し、麗美を部室に残したままドアを閉めた。

そして、そのドアにもたれかかる。

部室のドアは、内側からは押さないと開かない。

つまり、中にいる麗美からは、心春が邪魔で開けれない。

心春は、ドアを塞いでることを悟られないように、笑顔で私に喋りかけてくる。

まるで、〝壁にもたれておしゃべりしてるの〟と言うように。

そんな状態が5分は続いただろう。

「休憩!」

光陽が声を出した。