光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「5分前くらいからかな……」

さっきのことがあって、気まずい空気になる。

「ごめんな、さっきは」

「………うん。……体育倉庫での光陽、怖かった」

気まずい空気のまま話す。

「ごめん」

「私……あんな光陽見たくなかった。私の知ってる光陽はもっと優しくて、穏やかで、平等だよ……」

「……ごめんな」

光陽の表情を見ないまま、私は続ける。

「謝る相手は麗美じゃん…。私じゃないよ……」

「………」

「心春と麗美が揉める前、私〝何があっても光陽を支えるからね〟って言いたかったの」

「………」

「光陽がそうやっておかしくなっちゃったのは、一人で何か考え込んでるからじゃないの……?」

「………」

光陽は一言も発しない。

「前、光陽が弱音吐きかけて、やめたよね……?そういうの、最後まで教えて…?二人で考えればどうにかなるよ……」

「………大丈夫」

ようやく光陽が発した言葉はそれだけ。