光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「………光陽、さっきから言ってるじゃん…。麗美は。〝やってない〟って。その言い分くらい聞いてあげてもいいじゃん……」

唯一、弱い私が麗美を救える方法。

正直、私も麗美は好きじゃなかった。

でも、いくらなんでもこれはやりすぎだ。

麗美だってただの中1の女の子。

みちるみたいに自殺未遂犯してもおかしくないんだから。

それを阻止しないといけない。

「………もういい」

光陽は麗美と私を睨みつけてから倉庫を出ていった。

「光陽……」

ガラガラという体育館の扉が開く音がして、誰かが去っていく足音がしたからきっと、体育館からも出ていってしまったのだろう。

「心春先輩、私、心春先輩に何かしましたか……?」