光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「そっか。あ、そうだ。麗美が犯人扱いされてるけど。ホントは犯人、別にいるんだよね♪」

え……?

心春の言葉に驚く私。

だって、心春本人が〝麗美が犯人だ〟って言ってたじゃん……。

「どういうこと?」

「犯人、私なんだなぁ」

フフっと笑う心春。

「何言ってんの……?」

心春が犯人なの?

「私がボールを裂いたの。麗美がやったように見せかけるために」

心春が……?

「心春、そんな最低なことする子じゃないでしょ?」

「それは光葵の勘違いだよ?真央と仲良いんだけどね?私。真央と性格そっくりだからさ」

……そういえばみちるがそんなこと言ってた。

「性格悪いって自覚してるし、裏表あるってのも自覚してるよ?私は。まぁ、真央よりは性格良い自信あるけどさ」

………。

「私、麗美が嫌いみたい♪私が光陽のこと好きってこと麗美に言ってたのに、麗美は光陽にコクったじゃん?しかもぶりっ子だし。男好きだし」

心春は多分、嫌いな人はとことん嫌う人なんだろう。

「だからさ?光葵」

改めて名前を呼ばれて、やっと心春と目を合わせた。

心春の性格の変わりようにビックリして怖くなった。

「私、麗美のこといじめるね?」

「……は…?」

何言ってんの……?

「それを言いたくてさぁ。止めてもムダだよ?もうそろそろ実行しちゃおうっと」