光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「で、光陽。大丈夫??」

体育館に私たち以外誰もいないことを確認してから聞く。

「……ごめんな、付き合わせて」

「うん……。大丈夫。それで?」

私たちはステージの上に座る。

「………キャプテンなんか辞めたい……」

……っ。

「もうさ……。疲れた…」

光陽……。

「キャプテンになってさ。最初は、尚樹先輩みたいなキャプテンになりたいって。尚樹先輩みたいなプレーがしたいって思ってた」

………聞きたくない…。

私の中の光陽は、強くて、弱音なんて吐かない光陽だから。

光陽の弱音なんて聞きたくない……。

「だけど、実際キャプテンやってみると、誰も俺の指示で動いてくれない…。誰も真面目に練習してくれない……」

……っ。

「ごめんね…。マネージャーでえる私が、部員をしっかり見てれば、キャプテンにかかる責任は減ったのに。私が強く言えなかったから……」

揉めてもいいから、〝ちゃんとやって〟って言うべきだった。