光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「うざくて結構。迷惑だから早く帰れよ」

冷たく睨み付ける光陽。

「うぜぇ。皆帰ろーぜ!」

「だな。こんなヤツがキャプテンとかありえね~」

さすがに黙ってられなくて、口を開こうとしたけど、スッと光陽に止められた。

「光陽先輩、なんかこえぇわ~。早く帰ろーぜ~。麗美も帰ろ」

……意味わかんない……。

何で光陽が責められなくちゃいけないの?



一瞬で体育館の人口は減った。

残ってるのは光陽と心春と私。

「あーあ。麗美マジ最低だわ」

心春が言う。

「………心春も帰れ。な?」

「え?」

急に?

「何で?光陽、これから練習するんでしょ?付き合うよ」

「いーから。ごめん、帰って」

……?

「???分かったけど……」

光陽は何がしたいんだろ??

今日の光陽、変だよ。

午前中の光陽とは別人みたい……。

「じゃあ、私も一緒に帰─」

「光葵は、残っといて……?」

光陽??

「………うん……」

「じゃ、じゃあね。光葵、光陽……」

微妙な空気の中、心春は帰っていった。