光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

皆が一斉に麗美を見る。

「私!?私じゃない!」

「麗美以外裂ける人いないじゃない」

「私じゃないです」

心春と麗美の言い合い。

「麗美が裂いたわけ?」

光陽が二人の間に入って聞く。

その光陽がまとうオーラは黒く染まってる。

こんなに怒ってる光陽は初めて見た。

「違う─」

「麗美、光陽が放課後ボール磨いていたこと知ってるもんね。それを知ってたから、わざとボール裂いたんでしょ?麗美が光陽にフラれたから」

心春が追い討ちをかけるように責める。

「な……っ。違うって言ってるじゃん!」

麗美が大声を出した。

「……もういいから。麗美が犯人なんだな。わかった。もういいから」

え……?

まだ、麗美が犯人って決まったわけじゃ……。

「光陽…っ、まだ麗美が犯人って決まったわけじゃないじゃん……。勝手に犯人決めつけるなんて光陽らしくないよ……」

裂けたボールをゴミ箱に捨てに行こうとする光陽の腕を掴んで言う。