光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「私ぃ」

「うん」

ぶりっ子声で喋る麗美。

「あのぉ……」

「何?」

光陽の声にも苛立ちがみえる。

「光陽先輩が……好きなんです…」

─かさっ

驚きのあまり板チョコを落としてしまった。

「誰かに聞かれたかも……」

麗美の作った悲しそうな声。

ヤバイ。

告白現場を盗み聞きなんて光陽に幻滅される……。

けど、麗美が光陽にコクったっていう衝撃で動けなかった。

あれだけ男子にモテる麗美だよ?

告白されて嬉しくないはずがない。

光陽だって男の子なんだから。