景色を堪能したいからね。

光陽も私のその嘘には気づいてるだろーけど、何も言わない。

「光陽~、なんか一発ギャグしてよ─」

話を振ったら、なんと、寝ていた。

ちぇっ、つまんないの~!

「みちるー!光陽が寝ててつまんない!なんか話そう!」

後ろを向いて背もたれ越しに話す。

みちるも窓際。