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「おい、里依。おまえ先に帰りやがったな?」

「…定時だったもので。」

「ったく。」



帰って来た皐に怒られたのは言うまでもないけど、皐もわかっている。


芽依には寂しい思いをさせてるくらい。



「そうだ、明日の朝出勤したら○○社の資料一式を俺に持って来て。」

「え、○○社?…わかった。」

「よし、芽依。俺と風呂に入るか。」

「めいはままと!」



そう言いながら、芽依を抱っこしてお風呂馬に向かって行った。

芽依は嫌がってたけど。


皐だって寂しいんだな。人間味を感じる。