「あ、はい。保健室で薬をもらったんですけど、手当てしてくださったおかげで、治りが早かったです」 優介の返事を聞いて、ホッとした感じの望月。 心配してくれてたのか……。 …なんか、ちょっと罪悪感が…。 急いでたからって、「悪い、俺たち帰るわ!」で帰ったのは、さすがにまずかったか。 「それは良かった。 それでは改めまして! 名前は望月 色葉(モチヅキ イロハ)。 この星南十字学園管理人さ! できるだけ、学校生活がきつくなるようなことはさせないつもりだから。まぁ、よろしく頼むよ」