「なら、いいでしょ!はい、決定~!」

うれしそうに笑ってから、言いたいことが全部言えてすっきりしたのか、茉胡はまた、歌いだした。


その表情に、まあいいか。と思ってしまった私は、茉胡と一緒に時間ぎりぎりまで歌った。





こんな衝撃的なことがあり、私の伝えなければいけないことなんてすっかりどこかに忘れてきてしまった。




そのまま茉胡に伝えることなく、この誕生日会を終えてしまったのだった。