「うん。ありがとう。 あ、お母さんもう少しで来るから! じゃーねー!茉依!」 また明日―って言いながらあわただしく教室から出ていく茉胡。 ・・・教室にいてもやることないし、帰ろうかな。 そう思った私は、茉胡を見送った後すぐ、家に帰ることにした。 あとは、ここの道をまっすぐ歩けば家につく。 家に向かって歩いていると、前からよく見知った人が歩いてきた。 ・・・女の人と手をつないで。