「やっぱりまだ来てないか...」
今日の集合は、駅に9:00。
今の時間は、8:52。
朝が弱い茉依にとって、この早さは苦痛かもしれないけど、1日いっぱい楽しむために二人で決めたから、たぶん時間ぎりぎりでも間に合ってくるはず...!
「・・・ごめん。遅れた?」
茉依が集合場所に現れたのは、8:55だった。
「ううん、大丈夫!じゃ、レッツゴー!!」
電車を乗り継いで、東京・浅草。
ここの遊園地、冬には来たことなかったねーという話になり、ここで遊ぶことに決めたのは、お正月前だったと思う。
入場券を買って、中に入る。
色んな乗り物に乗ったり、ただ座って話したりとしているうちに、お昼を少し過ぎたあたりの時間になった。
「今の時間だとすいてそうだし、レストラン行くよー!」
レストランについたうちたちは、ちょっと遅めのお昼ご飯を食べることにした。
「いらっしゃいませー。お好きな席にどうぞ。」
お店に入ると、定員さんがすぐに案内してくれて、すぐ椅子に座ることができた。
それぞれ食べ物を注文して、料理を待っている時間。
うちは、昨日からずっとあたまにこびりついて離れない、あの事を聞いてみることにした。