『悪い、茉胡。
 冬休みの遠出の件。ちょっと無理そうだ。
 申し訳ない。』



「・・・え?」

澄さんからの突然のメールに、私は思わず携帯を持つ手から力が抜けた。

「なんで・・・?」

あんなに楽しみにしていたのに。

すごいショックだった。

でも、何か用事があるなら仕方がないと思い、


『わかった。また後でを楽しみにしてるね!』



と返信をした。


『ほんとに悪いな、ごめん。』



とすぐに返信が来たので、



『大丈夫、気にしないで』



そう送って、一度会話が終わった。

すごいショックだったけど、明日は茉依と遊ぶ日だ。

明日は1日茉依と一緒だから、茉依に聞いてみようかな。

なにかわかるかもしれない。

茉依には年上の幼馴染がいる。

この前まで、澄さんが茉依の幼馴染なのかと思って、茉依に冷たく当たってしまっていた。

だって、茉依の好きな人が幼馴染さんだったから。

でも、茉依はちゃんと言ってくれた。

『なんも関係はないよ』

って。だからうちはそれを信じている。



ほぼ、放心状態で明日の服や持ち物を準備してそのまま眠りについた。