「あー、マジで面白かった。」
目に浮かんだ涙を指で拭きながら言っている茉胡のツボにちょうどはまったらしい。
私と茉胡の笑いのツボは一緒なので、私もかなり笑っていたけど。
「茉依、なんでそんな静かなの。あんな面白かったのに。」
どうやら、伝わっていないらしい。
「これでも結構笑ってたけど。」
「そうだった、茉依の笑いは表に出ないんだったね。
あー、マジで面白かった。」
「そうだね。」
あははっ!と顔を見合わせ、笑い合っていると、
「さあ!いよいよ次がラストになります!!」
『え~~~~!』
「そうですよね、さみしいですよね。
そんな方には、俺のキスを・・」
「いらねーよ!!」
『あははは~!!!』
「えー、気を取り直して、ラストは、なんと、先生方のステージになります!!!」
「なんと、全員30歳以下で組まれたという、このバンドはですね、生徒会がアンケートをとった好きな曲ランキングの上位2曲を披露してくれるそうです!」
「それでは登場していただきましょう!For Tの方々です!!」
紹介の後、出てきたのは、澄にいを含む若い男の先生4人だった。
『きゃあああああああ!!!』
体育館が発狂した声で埋め尽くされた。主に女子の。

