「それじゃあ、そのまま帰りのHR始めるぞー。」
担任の声でみんなが一斉に席に座り始めた。
「えーっと、今日の連絡は・・・」
今日は茉胡と、買い物か...。
じゃあ、澄にいのところには行けないな。
澄にいに茉胡のことを言っていることは、あたりまえだけど、茉胡には絶対にばれてはいけない。
・・・お兄ちゃんに澄にいに連絡してもらおう。
「・・・よし、じゃあ以上。」
「きりーつ、れーい。」
『さようならー』
今月は、掃除当番なので、みんなが机を下げるのを待ってから、掃除を始める。
私は、ほうきの係なのでどんどん床をはいていく。
「はいじゃあ、お疲れさまでした。」
今日も、最後の挨拶を担任がして、掃除が終わった。
「茉依ー!終わった?」
「うん。」
「よし、行こうー!」
「ねえ、茉胡どこ行くの?」
「んー、じゃあ、あそこ行こうか。」
茉胡のいうあそこは、駅の近くにあるショッピングモールのことだ。
「分かった。」
茉胡に返事をして、スマホを取り出した。
メールアプリを起動して、お兄ちゃんとの会話を開く。
『お兄ちゃん、お願いがあって。
澄にいに、今日は用事があって帰りました。
っていうのを伝えてくれないかな。
お願いします。』

