キミの隣、笑顔のあなた




いつの間にか結構進んでいたようで、もう係決めになっていた。
時計を見ると、まだ10分しか経っていなくて、予定より早いようだ。

ちらっと茉胡の方を見てみると、目が合った。

『なんにする』

『飾りつけにしよう』

『わかった』

口パクでやり取りをして、私の係も一応決めた。

茉胡は満足したのか、もう隣の人と話始めていた。

誰とでも親しくなれる、笑顔が輝く人気者。
いつの間にか中心にいるような人、それが茉胡だ。

そう考えると、全然自分と違うなあと改めて気づく。

・・・うらやましい。


単純にそう思ってしまった。




「それじゃあ、係ごとに集まって授業終了まで自由に活動してください。」

議長さんのその言葉でクラスが一斉に動き出す。

「茉依―!!」

一瞬といってもいいくらいの速さで私の席にやってきた茉胡。

「よろしくお願いします。古内さん、茉胡ちゃん。」

もう一人の飾りつけメンバーは、生徒会役員の佐々木さんだった。

「あ、よろしくね!!」

「よろしくお願いします。」