職員室の方へ向かって歩いていく澄にいの後姿を見て、なんだか泣きそうになった。 ・・・なんでかはわからないけど。 その瞬間、 ガタガタッ————— 1-3の教室からぶつかる音がして、慌てて教室に入った。 「茉胡っ!?」 床に座り込んでいる茉胡を見ると、どうやらしゃがむときに机やいすにぶつかってしまったらしい。 「・・・・・・」 「・・・茉胡?」