ガチャん



朝、起きてポストを開けると黒い手紙が入っていた。



私は、それを開いてみた。



【あなたは自分の命を犠牲にしてまで友達を助けられますか?】



【どんなことがあっても友達を裏切らない自信がありますか?】



【友達がいじめられていたら助けれますか?】



『やだ…なにこれ…気持ち悪い!!』



その時は何も考えずカバンの中へと押し込んだ。



『おはよう!!瞳菜(ひな)!!』



『おはよう、爽凪(あきな)ちゃん』



田嶋瞳菜(たじまひな)と私、如月爽凪(きさらぎあきな)は、幼稚園からの友達…



『ちょっと聞いてよー!!ポストの中に黒い手紙が入ってたんだけど気味が悪くて…』



『私にも入ってたよ…』



そんな話をしていると強い風が吹いてきた。



私と瞳菜は、目を閉じた。



次に目を開けた時にはいつもの風景ではなかった。