あの日から優くんと話さない状態が続いていく。
それが当たり前になっている日常。
あたしはそんな日常が嫌になっていた。
高ぶる気持ちを抑えて、喋りたいという欲望に耐えて生活するのが嫌だったからだ。


優くんと話したい。
仲良くなりたい。


けど気持ちだけ強くなるばかり。
行動など出来なかった。

そんなあたしたちを遠くから見つめるのは、斉藤くんと沙紀だ。
本当は休み時間、二人は一緒にいたいはずなのに、あたしたちがこんな関係だからそれを我慢して、斉藤くんは優くんと、沙紀はあたしと、別々に休み時間を過ごしていた。


ごめんねって謝ったら、沙紀は許してくれるかな?

一緒にいたいのは痛いくらい分かるよ。


ごめんね。


優くんと出逢って数日が経つのに、あたしはまだ遠くから見つめることしかできない。