すると先生があたしたちを見てこう言ってきた。
チャンスが降ってきた瞬間だった。
「はっ?何で?」
理由を求める優くん。
やはりあたしと学級委員は嫌なのだろうか。
急に悲しさ込み上げてくる。
「いいじゃない!今日教室に残ってね」
「はぁーい」
了解する優くん。
あたしもすぐに「わかりました」と返事をした。
学校が終わったら、優くんと二人きりになる。
嬉しくて、嬉しくて、
笑顔が零れ落ちたの。
早く、二人きりになりたい。
そんな想いが強くなる。
そして授業が全て終わった。
教室には誰もいない。
あたしと優くんと先生だけ。
夕陽色に染まる教室が、あたしを弄ぶ。
「えっとね、君達にはこのプリント三枚を一つにまとめてほしいんだよね。クラスの人数分あるんだけど、二人でならできるわよね?」
説明をしていく先生。
目の前には白い紙。
先生は「じゃあお願いね」と教室から去って行った。


