優くんは前に進みたかったのかもしれない。
けど、あたしが勝手に邪魔をしようとして…
あたしのこと嫌い?
「なになに~?メールください。相沢瞳…。どうしたのこれ…」
また演技をして、笑顔を見せるが、内容を読んだ瞬間、笑顔が一気に引いていったのが自分でも分かった。
達筆な字で書かれていた手紙。
メールください…
相沢瞳…。
相沢さんは優くんに気持ちがあるということを示していた。
やはりあたしだけではない。
悲しくなった、泣きそうになった。
あたしだって優くんとメールしたいのに…。
「優がもらったんだってさ…」
静かにこう言う斉藤くん。
頭の中がパニック状態だ。
優くんは、メールをするの?
「ふーん…鈴木くんは相沢さんにメール送るの?」
瞳に涙が溜まっていく。
お願い、流れないで。
泣き顔を見られたくない。
優くんは答えをくれなかった。
涙が溢れ出しそうになったあたしは、勢いよく教室を飛び出した。
一人になりたい…


