幾つも輝く星たちに、恥ずかしそうに顔を見せる月。
伝わってくる優くんの温もり。
「キレイだね…優くん」
「うん…」
神様は、今のあたしたちをどう見てる?
幸せだね、と思って見ているのかな。
幸せすぎるから、神様は悪戯を思いついたの?
あたしが居なくなる前に、優くんにどうしても言いたいことがある。
忘れないで、ちゃんと覚えておいてね。
「ねぇ…優くん、知ってる?小さい頃、お父さんに聞いた話なんだけどね。流れ星ってね、誰かの願いが叶う頃に流れるんだって」
「うん…」
このたくさんの星たちに、優くんは何て願った?
「この空にあるたくさんの星は、世界中の人の願いなんだって」
「…………」
黙る優くん。
あたしは顔を優くんの方に向ける。
優くんは真剣な瞳で星空を眺めていた。
そんな横顔を見て笑みが溢れる。


