言葉をどこかに置き忘れた気がした。
言葉がでない。
言葉では言い表せないくらい…綺麗すぎた。
これが秘密の場所。
優くんはこの場所を知っていたんだね。
このベンチに座って何を考えていたの?
「こ…ここって…あの写真の景色…」
何かと一致する。
それは優くんからもらった、待ち受けの写真。
「あの写真…ここで撮ったんだ。百合が留学するまでには、見せたかった。写真よりずっとキレイだろ?」
心が洗われる、そんな感覚。
ずっとずっと見ていたい景色だ。
「うん…キレ~…優くん…ありがとう!連れてきてくれて!すごく気に入った!」
ここに連れてきてくれてありがとう。
優くんとこの景色を見れて幸せだよ。
徐々にグラデーションになっていく空。
そんな空を見上げながら、あたしたちは草の上に寝転んだ。


