空の上から愛してる



幸せは突然ぷつんと切れてしまう。
昔女優がこんなことを言っていた。
そんな言葉を信じていなかったあたしは、いけない人間ですか。



駆け出した夢に、一番早く辿り着きそうだったのは、あたしだった。
五月の下旬。
もうすぐ梅雨が始まる、そんな湿っぽい毎日。


学校を休むことなく毎日行く。
優くんと少しでも長くいたいから。


でも一緒にいると悲しくなる。
なぜならば、一瞬だけ見せる優くんの悲しそうな表情を見てしまうから。
最近、無理して笑っているようにしか思えない。


「どうかした?」と聞くと「何でもないよ」と返ってくる。
何でもないはずないのに。


あたしは不安を勉強で紛らわす。



そんなある日の授業後、先生に呼ばれた。




「小林さん?ちょっといいかしら」




笑顔で言う先生の表情で、これから言われる話は悪い話ではないと悟る。




別れの秒針が一つ一つ先に進む…。