10時ちょっと前に駅に着いた。
今日はあたしの方が早く着いたみたい。
「百合、おはよ~」
「優くんおはよ~」
優くんと会い、博物館のある場所に向かう。
博物館は水族館より時間はかからない。
その少しの間、あたしたちは会話を楽しむのだ。
「なぁ百合、何で博物館なんか行きたいの?」
やっぱり気になる?
まだ教えてあげないよ。
「着いたら分かるよ!」
楽しみはあとから。
優くんの反応が楽しみだ。
そして、博物館のある街に着いた。
入館料を払って博物館に入る。
物音すら聞こえてこない博物館。
ひんやりと冷たい壁から冷気が漂ってくる。
「百合、まだ教えてくれないの?」
「待っててね。あっあった!」
確かこれだよね。
近づく郵便ポスト。
レトロな郵便ポストにはこう書いてあった。
《未来に手紙を出してみませんか》


