空の上から愛してる




「今日先輩たちいないみたいだよ。だから自由にやっていいってさ!」



「そうなんだ!」




自分専用のロッカーを開けると、部活の用意が入っている。
部員全員と同じジャージにテニスラケット。
あたしは次々に制服を脱いでいき、ジャージに着替える。



もしこの時あれに気づいていなかったら、あたしたちは答えを見つけ出せないまま、大人になっていたのかな…。




制服をハンガーにかけて、髪の毛を結う。
今日はポニーテールにしようかな。



「百合、先に行ってるね?」




「あ、うん!あとで行くね!」



ペアの子は先に部室から出て行った。
部室にはあたし一人。
鏡を見て、髪型を確認する。




「よし!」



気合いを入れて終わり。今日、告白するつもりでいつもより丁寧に化粧をしたんだけどな。
結局出来なかったな…。


鏡を閉じて、最後にいつもする行動をした。