いつ言おう?
なんて言おう?
どんなシチュエーションで?
こればかり考えていて、頭がパンクしそうになる。
気付いたら、もう学校は終わっていて、何も伝えられず太陽は沈んでいく。
本当は今日言いたかった。
気持ちが固まっているうちに伝えたかった。
でも、優くんは急いで帰る支度をして教室から出て行ってしまったのだ。
広瀬さんを迎えに行っているのかな?
勝手な思い込み。
優くんはあの場所に行っていたんだ…。
「はぁ…」
零れる溜め息は、たちまち空気と混ざりあい消えていった。
またチャンスはあるよね?
別に今日じゃなくてもいいよね?
そうやって自分を納得させる。
オレンジ色となった教室には生徒が数人。
あたしはカバンを持ち、部室に向かう。
今日は部活があるから。
体を動かしてリフレッシュでもしようか。
見えない未来。
あたしはもうすぐあなたに包まれる。


