あなたもっていうことは他にも失恋した人がいることだよね?
もしかして、カーテンの向こう側にいる人なのかな?
「失恋っていうのかな…言ってもないのにフラれたって感じかな…」
視線を下に向けて小さく笑う。
生きる力を失ったかのように視界がぼんやりとする。
「そうなのね…これ使って冷やしなさい」
そう言って、冷蔵庫から保冷剤にタオルを巻いたものを渡してくれた先生。
「ありがとう…」
それを受け取って、近くにあった椅子に座って目に当てる。
ひんやりとした保冷剤が気持ち良かった。
その時、あなたは現れた…。
突然カーテンが開けられて、足音がこちらに近づいてきた。
あたしと同じ理由で保健室にやってきた人…。
「先生~…もうだいぶ良くなった」
聞いたことのある声。
それは…
「鈴木くん大丈夫?だいぶ引いたわね」
優くんだった…。


