憂鬱は増えていく一方で減ってはくれなかった。だからゆっくり準備をして学校に行くことにした。
そして学校に着いたのはいいけれど、教室に行きたくなかったあたしは寄り道をする。
その場所とは保健室だ。重たい体を休ませたかった。
ドアを開けると保健室の独特な匂いが広がる。
薬品の匂いはあたしを少しだけ安心させた。
この空間にあなたがいたなんて予想できるわけがなかった…。
「先生~…」
「あら?どうしたの?今日は遅刻?」
椅子に座って、あたしを見上げながらこう言った清水先生。
目を擦りながら状況を話す。
「うん…遅刻~…先生、目がはれちゃったの」
ふとベッドが置かれている場所を見ると、ひとつだけベッドのカーテンが閉められていた。
誰か休んでいるのだろうか?
そして先生は意味深な言葉を言った。
「あなたも?あなたも失恋したの?」
失恋?
なぜ…そんなことを聞くの?


