儚い、自分が。
人を傷つけたくないと願うのに、どうして傷つけてしまうのだろう。
ごめんね。
でも彼は優しすぎでした。
この日、あたしは一日中優くんのことばかりを思っていた。
離れてくれなかったのだ。
あたしから向日葵が消えてくれなかった。
何度悔やんでも、最低だと嘆いても、行き着く場所はいつも同じだった。
「小林!帰ろ!」
部活が終わり、いつものように安里くんと帰宅をする。
手を繋いで。
最近やっと手を繋げるようになった。
安里くんが『恥ずかしい』『照れる』と言ってばかりでなかなかできなかったのだ。
可愛い一面も持っている。
それを聞いたあたしは思わず吹き出して笑ってしまった。
「今日サッカーやってたね?楽しそうだった」
「見てたの?やっぱりサッカーは楽しい!」
無邪気な笑顔を向ける。その笑顔に癒されるあたし。
このままこの生活が当たり前になっていくのかな。


