空の上から愛してる



金色の髪の毛が向日葵ようだ。
かっこいいと胸を打たれる。


なぜ、あなたはどんどん魅力的になっていくの。


「百合?どうかした?」



瞳の言葉でハッとし、苦笑いを浮かべて、安里くんを捜す。
彼は簡単に見つかった。一番プレーが上手かったから。
さすが、サッカー部。



「あれ。今ボール蹴ってる人」




恥ずかしそうに言う。
瞳はあたしが言った人に目を向ける。
そして一言呟いた。



「かっこいいね…」



そう言われたら、何故かこっちが恥ずかしくなった。

かっこいいのは本当だったから。
楽しそうにサッカーをする彼から悪意など感じられない。


真っ直ぐな、人間だった。




「…いっ行こ!なんか照れる!!」



「ちょっと百合ー?何で?すごい爽やかだし、優しそうじゃん!」




瞳の腕を掴み、体育館に向かう。
耳まで熱いよ。
暑さのせいかな。



気づかなかった。
安里くんがあんな魅力的な人だって。



近くにいたから、気づかなかったのかな。



でも、あたしの頭の中には揺れる向日葵が埋めつくしていた…。