新しい人ができたから。でも…太陽を見たら思い出してしまう。
ほら、あなたは眩しい。
「そういえば、私安里って人見たことないかも」
瞳は髪の毛を結いながら、突然こんなことを聞いてきた。
「え?そうだっけ?」
「うん。見たことないって。今日男子グラウンドかなー?」
窓からグラウンドを見ようとする瞳。
あたしは瞳の腕を掴み、阻止をした。
「恥ずかしいじゃん?」
「なによー!大丈夫だって。惚れたりしないから!」
そういうことじゃないんだけどな…。
グラウンドを覗くと、男子の姿はなかった。
太陽の光でグラウンドがきらりと光る。
まるで外の暑さを教えてくれているよう。
「ま、あとでいっか!授業遅れるから行こ?」
そう言って、瞳と肩を並べて、テニスコートに向かう。
そして授業が始まった。


