真っ青な空に浮かぶ真っ白な雲。
秋晴れの日。
でもあたしたちの心は真逆な色をしていた。
「百合、今までごめんな」
あたしの瞳を見て謝る優くん。
なぜあなたが謝るのよ。悪い癖だよ。
謝りすぎ。
あたしにも謝らせて。
「百合こそ…ごめんね」
「百合…本当のこと話してよ。俺も話すからさ」
そう言って、優くんは小さな声で自分が知っていたことを話し出した。
あたしはそれを集中して聞く。
「知ってたんだ、百合と滝川先輩がまだちゃんと別れていないって。確かそれを知ったのは8月27日。百合の誕生日だった。ベッドの下から写真が出てきて…あれは…何だったの?」
優くん…知っていたの?だからあの日、家を飛び出したの?
辻褄が合った気がした。
「あれは…ごめんなさい。確かにあの時はまだ滝川先輩のこと忘れていなかった…。でも優くんと結ばれた時、どっちかにしなきゃって思ったの。でもなかなか結論が出なくて…」


