そんな態度を目の当たりにしたあたしは、涙が出そうになる。
けれどぐっと耐えて、授業にもう一度集中しようとする。
一ヶ月前は、優くんとの距離は近かったけれど今ではこんなにも遠い。
何度叫んでも、届かないだろう。
授業に集中しようとしてもできない。
思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
ずっと一緒…と言ったよね。
もう一緒にいられないのかな?
答えが欲しいよ。
あたしはちゃんと受け入れるから。
これはあたしが撒いた種だから…。
「百合、次サボれるか?」
すると突然、優くんがあたしにこう言った。
やはり優くんの瞳は曇っている。
けどどうでも良かった。声を聞けただけでも十分。
『百合』って呼んでくれただけで幸せ。
「うん、大丈夫」
「じゃあ、来て」
あたしたちは空が広がる、屋上へと場所を移した。


