途切れた気持ちを、もう一度結ぶことはできるのだろうか。
毎日、そればかり考えていた。
あの日から優くんは学校を休むようになった。
斉藤くんや沙紀に理由を聞かれるけれど『知らない』と返事をする。
一番心配しているのはあたし。
早く会いたい。
声が聞きたいよ。
…数日が経ち、彼が姿を現した。
数学の授業中、前のドアが開いたのだ。
その犯人は、優くん。
「遅刻しました」
元気のない表情を浮かべ、先生にこう言う。
「もう少し早く来い」
優くんがこちらに向かってくる。
「優!?すげぇ久しぶりって感じがする!」
「そうだな」
曇った瞳。
あたしはあなたの瞳に映っているだろうか。
怖い…。
怖いけれど話しかけなきゃ。
「優くん…久しぶり…だね」
あたしは気づく。
きっと彼の瞳にはあたしが映っていない、と。
優くんは何も言ってはくれなかった。


