もがいて、もがいて、
もがいて、もがいて。
早く終わって欲しかった。
この夢の最後はどうなったか分からない。
夢の続きを見ようとはしなかった。
怖くて続きを見る勇気がなかったのだ。
目が覚めると、花柄が広がる。
クーラーの涼しい風が包み込む。
今日は快晴のよう。
太陽がカーテンから覗いている。
でも太陽は何かを教えようと、あたしを見ていたのだ。
「あれ…?優くん?」
目を擦りながら、ふと横を見る。
昨日まで隣には優くんがいた。
愛し合って、抱き合いながら眠りについたはずなのに、隣には優くんがいない。
荷物はある。
じゃあどこへ?
嫌な予感がした。
さっきの夢が現実になったのではないかと不安になったのだ。
あたしは携帯を手にとり、優くんに電話をする。
怖い、怖いよ。
今どこにいるの?
隣にいてくれないと不安だよ。
今日はまだあたしの誕生日なんだから。


